東京の実家で雇っていた家政婦の思い出

私が子供の頃、東京の実家では家政婦を雇っていました。実家は自営業を営んでおり、母は父の会社の手伝いをしていて共働きでした。そういう理由で家事ができない母に代わって、家政婦が時々家に来て、主に掃除とお皿洗いを手伝ってくれました。

家政婦の出身は東京で、チャキチャキ働く東京っ子でした。歌声まじりにお皿を洗っていた音が今も記憶に残っています。私は直接彼女と接したことはありませんでしたが、下の階から聞こえてくる彼女の声を今もはっきりと思い出せます。

母は昼間父の事業を手伝っていて働いていたのですが、会社と家が隣接しているので、母は時々家の方に来て彼女とお話ししていました。会話をしながらもお皿を洗う音が聞こえていて、二人とも色々な話題についての会話が弾んでいて楽しそうでした。

私が中学生になったあたりで、父の事業の忙しさが一旦落ち着き、母が家事をできるようになってから両親は家政婦を雇うのを止めました。お皿洗いをしている母が、今も時々彼女のことを楽しそうに話していて、彼女のことをとても気に入っていたのだなぁと感じます。

彼女に随分と助けられていた母を見て思うのですが、共働きや、忙しさに波がある仕事をしている人にとって、家政婦を雇うことはとても良い判断です。父の事業が軌道に乗ったのも、彼女が母のサポートをしてくれたのだからと思っています。